せどりである程度の結果を出すと「自動化したい」と思うこともあるでしょう。
そのとき「どうやってやればいいのか」「自動化の注意点はあるのか」などの点が気になるかと思います。
この記事では上記のポイントを含め「せどりの自動化」について詳しく解説します。
今でも将来でも「せどりの自動化を考えている」という人には、きっと参考にしていただけるでしょう。
- せどりの自動化とは何か
- せどりを自動化する方法
- せどり自動化のメリット
- せどり自動化のデメリット
- せどりを自動化するときの注意点
最初に結論を書くと、せどりの自動化にはかなりの労力がかかります。
また、そもそもせどり自体が現代では稼げないビジネスになっています。
そのため、稼ぎたいのであれば「スマホビジネス」など、簡単に稼げるビジネスを選ぶことをおすすめします。
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目次
せどり自動化とは
せどりの自動化とは基本的に外注する作業を増やすということです。
たとえば、発送の作業はAmazonFBAを使うなどの方法で、比較的簡単に自動化できます。
AmazonFBAでは、商品をAmazon倉庫に送れば発送や管理はAmazonがしてくれるのです。
しかし、このとき規定の方法で納品する必要があります(Amazonに対して)。
そこで、AmazonFBAでの納品を代行してくれる業者というのも存在します。
この場合、この業者に商品を渡す必要があるため、普通にやったら「Amazonに渡すのと変わらない」となります。
そのため、AmazonFBAへの納品も代行してくれる業者は「最初から品物を扱っている」ことが多いものです。
- その業者は「卸業者」である
- あなたが、その卸業者から商品を仕入れる
- 「ついでに、AmazonFBAに納品してください」と依頼する
というイメージです。
あるいは、卸業者ではなく「輸入代行業者」ということもあります。
この場合も、あなたが輸入を代行してもらった商品について「ついでにAmazonFBAに送ってください」と伝えるわけです。
こうすると、かなりの割合が自動になります。
仕入れについては、輸入なら代行業者が多数存在します。
これについては次の段落で解説します。
こういったやり方がせどりの自動化ですが、「かなりの手間がかかる」というのは想像がつくでしょう。
また、代行業者に依頼する費用なども考えると赤字になることが多いものです。
そもそも、せどり自体が現代では稼ぎにくくなっているため、おすすめはできません。
せどりより稼ぎやすいビジネスは下のサイトでまとめているため、こちらを参考にしていただけたらと思います。
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- 関連記事:せどりとは
せどりを自動化する方法
せどりを自動化する方法は主に3つあります。
ここではその3つの方法を解説していきます。
仕入れ代行業者(個人も可)を見つける
まずは、仕入れを代行してくれる業者や、個人のフリーランスワーカーを見つけることです。
実は、国内の代行業者はあまり存在しません。
理由は国内なら「自分たちで買える」という人が多いためです。
そのため、国内での仕入れ代行を依頼する場合、下のような手段が主となります。
- 便利屋に依頼する
- クラウドソーシングで依頼する
便利屋さんはどんな仕事でも引き受けてくれるため、報酬さえ用意できれば仕入れも依頼できます。
クラウドソーシングは、ランサーズやクラウドワークスなどのサービスを使うことになります。
この場合は法人や事業者ではなく、個人のフリーランサー・ワーカーに対して依頼する形です。
「個人で信用できるだろうか」と思う人もいるかもしれませんが、便利屋さんもほぼ個人のようなものです。
また、クラウドソーシングではその人の過去の仕事実績や発注者からの評価などがわかるため、そこから信頼性を測ることができます。
(個人での仕入れについては「個人仕入れ」のページでも詳しく解説しています)
出典:https://yiwu-mart.jp/
さらに、せどりは国内だけでなく、海外から輸入して行う方法もあります。
むしろ、国内限定のせどりは飽和状態なので、海外輸入もミックスする方がいいでしょう。
そして、海外からの仕入れを代行してくれる業者としては、たとえば上の画像のイーウーマートなどがあります。
ここは中国からの輸入を代行してくれる会社です。
それだけでなく、輸入物販に関わる作業を半自動化してくれます。
(公式サイトのトップのバナーでも大きく書かれているとおりです)
- 最短5日のスピード配送
- FBA納品代行サービス
- 独自の受注システム
上記が大きな3つのメリットとなっています。
特にアマゾンFBAへの納品を代行してくれるのが大きな特徴です。
AmazonFBAを使うと、品物の管理や発送などはAmazonの倉庫が行ってくれます。
そして、そのAmazon倉庫に商品を送るのも、イーウーマートが代行してくれるわけです。
つまり、このサービスを使う場合、あなたは「実際の商品を一度も見ることなく、輸入せどりをできる」わけですね。
もちろん「実際に自分で確認したい」「自分で発送したい」という人もいるでしょう。
その場合は代行サービスを使わなければいいので、要はどちらでも自由に選択できるということです。
仲間を作り集団で行う
せどらーの仲間を集め、グループで作業することで自動化に近づきます。
グループでのせどりということは、基本的には自分が作業するときもあるわけです。
そのため、完全な自動化とはいえません。
しかし、少なくとも半自動化にはなります。
最終的にせどりを完全自動化することはほぼできず、どこまで言っても「半自動化」です。
そう考えると、仲間をつくってグループでせどりすることも、十分に自動化といえるでしょう。
法人として行う
せどりを自動化する場合、従業員を雇うケースがほとんどです。
また、従業員を雇わずに外部のサービスを依頼する場合も、その依頼先からの信用がなければ大口の取引はできないものです。
そのため、社会的信用を得る目的で法人化をするケースが一般的となります。
従業員は個人事業主でも雇えますが、法人の方が圧倒的に人材が集まりやすいものです。
(誰でも個人事業主に雇われるのは不安があるでしょう)
法人を設立する場合、下の2通りの選択肢があります。
- 株式会社…約24万円
- 合同会社…約6万円
上記のような法定費用でできるようになっています。
法定費用とは国(法務局)に支払う手数料で、絶対に必要となる金額です。
(逆に絶対に必要とはならないものは、司法書士への報酬などです)
資本金は株式会社・合同会社とも1円から設立できるので、資本金については金額のルールはないようなものです。
ただ、資本金は登記簿を見ればわかるので、金融機関などからの信用を得たいのであれば、100万円など一定以上の金額にすべきといえます。
法人化は本格的な起業でなければそれほど難しいものではありません。
節税目的の簡単な会社であれば、一度設立手続きを経験した人なら、1日~2日程度で必要書類を揃えることができます。
(一番時間がかかるのは印鑑の作成で、郵送も含めて数日はかかります)
法人化するだけで業務を外注するときの信頼性もまったく異なるため、せどりを自動化したいのであれば、早めに法人化をするといいでしょう。
せどりを自動化するメリット
せどりの自動化には2つのメリットがあります。
ここでは、その2つのメリットを詳しく解説していきます。
手間をかけずに稼げる
自動化すれば当然手間がかからなくなります。
うまく回る仕組みさえ作れば、不労所得を稼ぐこともできるわけです。
不労所得に憧れつつも「非現実的」と思っている人もいるかもしれません。
しかし、特に投資家や会社オーナーで、実際に不労所得を多く得ている人はいます。
最初の努力さえしっかりすれば、せどりでも不労所得は実現するのだと理解してください。
収益が多くなる
一度自動化したら時間に余裕ができます。
そこでさらに次の自動化の仕組みを作ることで収益が2倍・3倍と増えていきます。
もともと、すべての会社はそのようにして大きくなったものです。
新たな仕組みを作る努力は必要ですが、その努力さえすれば収益が多くなるのも自動化の魅力です。
せどりを自動化するデメリット
せどりの自動化にはデメリットもあります。
ここでは、主なデメリットを2つ解説します。
ノウハウを盗まれる危険性
せどりを自動化するには、あらゆる作業を「人にまかせる」必要があります。
その作業をしている人は、仕事をしながらあなたのノウハウを学ぶことになります。
このため、ノウハウが流出し、その人が独立してライバルになる可能性もあるのです。
これを防ぐためには作業を細分化して、それぞれ一部の仕事だけを任せるという方法があります。
このやり方は昔から企業がやってきたものです。
ただ、この方法ではスタッフのモチベーションは上がりません(成長を実感できないためです)。
また、多くの人を雇うことになり、コストも増えるのが難点です。
最終的には、ある程度ノウハウが流出することは覚悟した上で、「ノウハウの問題ではない、実力によって稼ぐスタイル」で勝負すべきといえます。
(たとえば仕入れに大金が必要なやり方は、ノウハウがわかってもなかなか再現ができません)
支出が増える
自分でやればコストのかからない作業でも、人に任せれば外注費がかかります。
このため、利益の小さい商品のせどりでは、赤字になることもあります。
赤字まで行かなくとも、ほとんどトントンに近い小さな利益になってしまうこともあるでしょう。
このため、利益率を上げたいのであれば、できるだけ自分で作業すべきともいえます。
自分で作業するにしても、自動化するにしても、せどりというビジネス自体に苦労が多いものです。
昔のせどりがバブル状態で稼げたように、お金を稼ぎたいのであれば現時点でバブル状態のビジネスに取り組むべきでしょう。
スマートフォン1台でできるスマホビジネスなどの仕事は、現在非常に稼ぎやすくバブルに近い状態となっています。
そういったスマホビジネスなどのお仕事は下のサイトで紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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せどりを自動化する際の注意点
せどりを自動化する際には、注意すべき点があります。
ここでは、せどり自動化での注意点を解説します。
古物商許可を取得する
せどりを行う場合、古物商許可を取得する必要があります。
これは、中古品を転売目的で買い取るなら、古物商許可が必要という法律があるためです。
「売るときに必要」なのではなく「買い取る段階で必要」という点に注意が必要です。
買い取る時点で盗品の流通を助ける恐れがあるため、この段階から政府が規制をしています。
厳格なルールで運営する古物商だけが買い取るシステムにすることで、盗品が流通してしまった場合も追跡をしやすくなるためです。
そのような理由で「買い取り」の段階から古物商許可が必要になりますが、この取得は公安委員会に対して行います。
古本を扱うせどりなら書籍商、服を扱うなら衣類商など、品目が分かれています。
申し込むとき「全部の品目で申し込む」こともできますが、その場合は審査が厳しくなります。
品目は後から追加する方が楽なので、最初は1品目で申し込みしましょう。
- 関連記事:せどりに必要な古物商許可
違法なせどりにならないようにする
違法なせどりの代表は「古物商許可なしで営業する」というものです。
それ以外ではチケットのせどり(転売)があります。
これは2019年6月から「チケット不正転売禁止法」という法律が新しく制定され、違法になっています。
それまでも、街中でチケットを売るダフ屋行為は、都道府県の迷惑防止条例で禁止されていました。
(法律は国のルールですが、条例は地方自治体のルールです)
このように長く禁止されてきたチケット転売以外でも、違法になるせどりはいくつかあります。
たとえば違法になって当然ですが「窃盗品の転売」があります。
これは実際にメルカリで起きた時点で、2018年1月の事例です。
民家から窃盗したブランド品などを転売したというものです。
完全に確信犯の手口なので「知らずにうっかりやってしまう」ということはないでしょうが、重罪になるのでくれぐれも行わないようにしてください。
(また、仕入れる際もこのような盗品を誤って仕入れないようにしましょう)
その他、スタバのスマホケースの偽物を販売していたという逮捕事例もあります。
これが逮捕された容疑は「商標法違反」というものです。
スターバックスの商標を不正使用したということですね。
このように、せどりや転売が違法になる例は多くあります。
詳しくは「せどりは違法?」のページで確認していただけたらと思います。
もっと楽に稼ぐ手段もある
せどりはすでに10年以上前からブームになっており、現在では飽和状態になっています。
そのため、稼ぐには適さないネットビジネスといえます。
ネット副業で稼ぎたいのであれば、もっと効率的に稼げるビジネスを選ぶべきでしょう。
せどりよりも楽に稼げるビジネスは下のサイトでまとめられているので、こちらを参考にしていただけたらと思います。
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【まとめ】せどりを自動化することは可能
せどりを自動化することは可能です。
しかし、自動化する前に単独で成果を出していることが前提です。
また、自動化の仕組みを構築するのにも、それなりの手間がかかります。
こうした労力や手間を考えると、せどりで稼ぐのは「自動化したとしても難しい」といえるでしょう。
ネット副業で稼ぎたいのであれば、おすすめのネット副業の記事でもたくさん紹介しているような、せどりよりも利益率の高いビジネスに取り組むことをおすすめします。
そうした稼ぎやすいビジネスは下のページでまとめているので、こちらを参考になさってみて下さい。
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